欧州株:3カ月ぶり高値、終盤に買い膨らむ-石油株と鉱業株が高い

20日の欧州株式相場は、指標のストックス600指数が3カ月ぶり高値を更新。原油相場の反発を手掛かりに石油・ガス株が買われたほか、鉱業株も値上がりし、終盤にかけて買いが膨らんだ。

  フランスのトタルが石油・ガス株の上げを主導。前週の米原油生産が減少したことが背景にある。英豪系BHPビリトンを中心に鉱業株も買われた。同社が鉄鉱石生産見通しを下方修正したことが買い材料となった。スイスの重電メーカー、ABBは3.8%値上がり。四半期利益が予想を上回った。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)優先株は6.6%高と急伸。ディーゼル排ガス不正に関連した賠償問題で、米国での訴訟を回避できそうだとの見方を示した。

  MPPM(独エップシュタイン)のギレルモ・ヘルナンデス・サンペレ氏は「原油価格が相場を左右する要因となっている」とし、「原油相場のボラティリティは終わらないだろう。需給は焦点ではない。これは権力争いであり、もはやファンダメンタルズによるものではないことを受け入れる必要がある」と語った。

  ストックス600指数は前日比0.4%高の350.75で終了。一時は0.5%安となった。最近の上昇で同指数は1カ月にわたるレンジから上抜けした。ただ、欧州中央銀行(ECB)の刺激策に対する楽観が薄れ、成長を促す同行の能力への疑念が高まったことから、昨年付けた過去最高値を15%下回る水準にとどまっている。

  投資家はECBの金融政策の方向性を見極めようとしている。エコノミストらは、ドラギ総裁が21日のECB会合で政策金利に手を付けないことを実質的に確実視している。直近の過去を振り返ると、株価のボラティリティが高まる公算は依然大きい。

原題:European Stocks Advance as Crude Reverses Loss, Miners Climb(抜粋)

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