ロシア、原油価格40-50ドルでの財政運営を義務付けも-財務相

ロシアは財政政策を刷新する計画だ。原油価格の変動から国内経済を守ることを狙い、新たな予算規律を設ける。

  シルアノフ財務相がモスクワで明らかにした案では、あらかじめ設定した原油価格を上回った場合に手にする歳入について、政府の支出を阻むメカニズムが盛り込まれる。設定される原油価格は1バレル=40-50ドル前後で、相場がこの水準を超えた際に受けとる追加収入は準備基金に蓄えられる。

  石油と天然ガスはロシアの輸出の約60%を占め、歳入のおよそ3分の1を稼ぐ。ルーブルとブレント原油の相関係数(60日ベース)は15日にプラス0.85と過去最高を付け、完全な相関を意味するプラス1に迫った。20日も0.81と依然高い水準にある。

  シルアノフ財務相は、財政再編措置がとられなければ原油価格が60-70ドルになった場合、ルーブルの実効レートが「深刻に」上昇するリスクがあると指摘。「中央銀行の手段のみで為替の実効を管理しようとするのは不可能だ」と述べた。

  同相によると、この案は秋に政府に提出される。当局はまた、年間で国内総生産(GDP)の1%に相当する財政健全化を模索している。

原題:Russia Braces for Post-Crash Era With $40-$50 Oil Link to Budget(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE