米グーグルのアンドロイドOS、アプリの競争を阻害とEUが正式抗議

  • スマートフォンやタブレットのメーカーとの合意は反競争的-EU
  • 検索アプリのデフォルト設定強制は正当化されない-異議告知書

グーグルがスマートフォン(多機能携帯電話)の基本ソフト(OS)市場で支配的な立場を悪用しアプリの競争を排除しているとして、欧州連合(EU)の競争当局は正式抗議に踏み切った。

  EUの行政執行機関である欧州委員会はグーグルに送った異議告知書で、グーグルがタブレット端末やスマートフォンのメーカーにグーグル製の検索アプリやブラウザーの搭載を求めているのは競争を阻害していると抗議。グーグルの検察エンジンをデフォルト(初期設定)とすることを前提に、スマートフォンメーカーや通信事業者と広告収入の一部を共有するのは公正ではないと指摘した。

  欧州委員会のベステアー委員(競争政策担当)は記者団に対し、「グーグルが追求するモバイル機器戦略は全般に、インターネット検索における同社の支配的立場を保護・拡大するものだということが判明した」と指摘、携帯電話メーカーや通信事業者に求めている制限や条件は正当化されないと批判した。「インターネットのやりとりの半分以上がモバイル機器を通じて行われている」と続けた。

  異議告知書の送付は巨額の制裁金や抜本的な商慣行変更につながる可能性がある。EUは1年前に、グーグルのショッピング比較検索サービスに対しても正式に抗議している。

  グーグルはこれに対して、アンドロイドが「自由なオープンソースのOS」であると反論。法律顧問のケント・ウォーカー氏は「パートナー企業との合意は完全に自主的なものだ」と主張した。

  ベステアー委員によると、20日の異議告知書に対してグーグルは12週間以内に正式回答しなくてはならない。

原題:Google’s Android Targeted as EU Files Complaint on App Deals (1)(抜粋)

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