ECB、低金利政策が限界に達した-独ガブリエル副首相

ドイツのガブリエル副首相兼経済相は20日、欧州中央銀行(ECB)が刺激策の「限度に達した」との見方を示した。各国政府にはECBが引き受けている景気支援を引き継ぎ、歳出を拡大するよう呼び掛けた。

  ガブリエル副首相はベルリンで開いた記者会見で「ECBは疑似的な経済省として行動しているが、そのような目的で創設されたのではない。ECBの唯一の手段は紙幣を印刷することだ」とし、「欧州連合(EU)域内で財政出動や成長の勢いがなくなりつつある国が出れば常に、ECBが流動性供給で出動する」と指摘した。

  金利低下で貯金の実質目減りを目の当たりにしているドイツ人にとってECBの政策は「極めて問題」だが、ドラギ総裁を「悪者」として捉えるべきではないとも発言。ECBは欧州で長期間続く緊縮財政によって作られた低金利環境に対応しているにすぎないとの認識を示した。

  またECBの刺激策は「時間を稼ぐ方法でしかないことは自明」だと述べ、3月に「主要政策金利がゼロに設定されたことはこれが終わりつつある明らかなシグナルだ。ECBは自らが持つ選択肢の限界に達した」と続けた。

原題:Merkel’s Deputy Says ECB Has Reached Limit With Low-Rate Policy(抜粋)

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