米バイアコムがディッシュ加入者に視聴不能で注意喚起-契約で対立

  • 「コメディ・セントラル」などの配信契約は20日に期限切れ
  • 両社は配信料めぐる対立のため契約更新で合意できず

米メディア会社バイアコムは米衛星放送事業者ディッシュ・ネットワークの加入者に対し、「コメディ・セントラル」や「ニケロデオン」などのチャンネルを20日午後から視聴できなくなる恐れがあるとの注意喚起を通知し出した。視聴料金をめぐる両社間の対立が理由と説明している。

  バイアコムは両社間で新たな合意が成立しなければ、ディッシュ加入者は「ブロードシティ」や「ラブ・アンド・ヒップホップ:アトランタ」などの番組へのアクセスが遮断される可能性があるとのメッセージを自社チャンネル画面上のテロップで流し始めた。

  バイアコムなどケーブルテレビ(CATV)番組制作会社はネットフリックスといったインターネットサービスに視聴者を奪われており、ディッシュなど有料テレビ事業者から支払われる加入者一人当たりの配信料を引き上げようと取り組んでいる。ディッシュは加入者数が約1390万人で、有料テレビ事業者としてはAT&Tとコムキャストに次ぐ3位。

  バイアコムは発表資料で「ディッシュがニケロデオンやコメディ・セントラル、VH1、MTV、BET、スパイク、TVランド、CMTなどバイアコム随一のCATVチャンネルについて合意に達しようと真剣に取り組んでいないことにわれわれはかなり失望している。契約更新に関する交渉が昨年以降10回行われたがディッシュは非生産的な議論を展開し公の場で論争を繰り広げることで意図的に交渉を頓挫させた」とコメントした。

  19日の米株式市場でバイアコムの株価は序盤の上げを消して一時9.2%安となった。一方、ディッシュの株価は上昇した。

  ディッシュの広報担当ボブ・トーブス氏は電子メールで、「バイアコム各チャンネルの視聴率が大幅に低下していることや、同社のコンテンツが複数の手段で幅広く確保できることなど状況が変化しているにもかかわらず、バイアコムは数億ドルの値上げを要求している」と反論した。

原題:Viacom Warns Dish Viewers of Possible Blackout in Fee Fight (2)(抜粋)

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