「M&A助言で弊社が首位」、ウォール街3社がそれぞれ主張

  • ゴールドマンとモルガンS、JPモルガンがそろって1位主張
  • M&A検討するCEOへの売り込みで番付は重要とアナリスト

他社買収や身売りを考えている企業に助言するという、うまみのある業務を受託しようとする時、業界トップの番付は利益をもたらす。

  このため、ウォール街の大手金融機関が1-3月(第1四半期)の企業の合併・買収(M&A)助言で1位だったとこぞって主張するのは無理もないことだ。ゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレーは今週発表した決算の資料でそれぞれ1位だと主張した。JPモルガン・チェースは先週、「セレクト・リーダーシップ・ポジション」と銘打ったスライドで首位を訴えた。

  ポータレス・パートナーズのアナリスト、チャールズ・ピーボディー氏は、「各社は自慢する権利を奪い合っている」と述べ、M&Aについて「CEO(最高経営責任者)を納得させようとする時に、過去の実績で信頼性を示すのはマーケティング上重要だ」と説明した。

  投資銀行はかねて、合併助言のランキングが高く見えるように工夫してきた。トレーディングと株・債券引き受けの落ち込みに比べて助言業務がまだ持ちこたえている今年、こうした取り組みの意義は一段と高まる。ウォール街の大手5社の第1四半期の助言業務収入は6.6%減、これに対しトレーディングは22%減だった。

  ゴールドマンによれば、同社は1-3月に発表された案件のうち獲得業務の金額ベースで1位。しかし製薬のファイザーとアラガンの場合のように、発表されたものが全て完了するとは限らない。コールドマンはファイザーのアドバイザーの1社だった。一方、モルガン・スタンレーは完了した案件で1位だとしている。JPモルガンも負けずに、世界の合併助言によって得られた手数料収入での市場シェアが約11%で最大だとしている。

原題:‘We’re No. 1,’ Say Three of Wall Street’s Top Merger Advisers(抜粋)

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