きょうの国内市況(4月20日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧下さい。過去の国内市況の記事はこちらです。

●日本株は続伸、原油反発の資源、電機高い-1万7000円乗せ後に失速

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は続伸。国際原油市況の反発に加え、為替の安定や欧米株の堅調も好感され、石油や鉱業など資源株が高く、電機や不動産、海運株も買われた。しかし、今後本格化する国内企業決算の発表を待ちたいとの姿勢が投資家の間で強く、日経平均株価はおよそ半月ぶりに1万7000円を回復した後、徐々に上昇の勢いを失った。

  TOPIXの終値は前日比2.75ポイント(0.2%)高の1365.78、日経平均株価は32円10銭(0.2%)高の1万6906円54銭。

  富国生命保険の山田一郎株式部長は、「海外市場が比較的リスクオンになっている状態で、日本株には海外資金の入る余地があるほど出遅れ感がある」と指摘。財政政策への期待、円高が一服している為替動向にも安心感がある一方、「業績面での不安感はまだあり、現水準では今期減益だろう」と話した。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、鉱業、その他金融、海運、不動産、電機、陸運、ガラス・土石製品、電気・ガス、その他製品など23業種が上昇。ゴム製品や空運、輸送用機器、保険、パルプ・紙、情報・通信など10業種は下落。東証1部の売買高は20億8836万株、売買代金は2兆2393億円。値上がり銘柄数は834、値下がりは993。

  売買代金上位ではソニーや村田製作所、さくらインターネット、日本電産、クボタ、出光興産、アシックス、東京建物が上げ、今2月期は連続営業増益を計画するいちごグループホールディングスも高い。半面、車両の燃費試験における不正行為が発覚した三菱自動車は急落。ファーストリテイリングやコマツ、三菱重工業、ヤフーも安く、スマートフォン向けカードゲームの配信を延期したコナミホールディングスも下げた。

●債券上昇、プラス金利求めた買い優勢-20年・30年・40年債が過去最低

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は上昇。新発20年債、30年債、40年債の各利回りが過去最低水準を更新した。需給環境の良好さを背景に21日の20年債入札に対して楽観的な見方が出ており、金利水準がプラスにある年限を買う動きが強まった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比2銭高の152円02銭で取引を開始した。午後の取引開始後に1銭安まで伸び悩んだ後、再び水準を切り上げ、152円12銭と3月9日以来の高値を付けた。結局は6銭高の152円06銭で引けた。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部商品課の鈴木秀雄課長は、「外部要因とは関係なく、需給が引き締まる中で、プラス金利が付いているところに資金が集まる状況が続いている。多少、日銀決定会合での緩和期待も債券を買いやすくしているのかもしれない」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の342回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいのマイナス0.13%で開始。その後は水準を切り下げ、マイナス0.135%で推移した。新発20年物156回債利回りは2.5bp低い0.25%、新発30年物50回債利回りは4.5bp低い0.285%、新発40年物8回債利回りは5.5bp低い0.30%まで低下し、いずれも過去最低を更新した。新発2年物の363回債利回りもマイナス0.265%を付け、これまでの最低水準を下回った。

  日銀が実施した今月8回目となる長期国債買い入れオペ3本(総額1兆2400億円)の結果によると、残存期間1年超3年以下の応札倍率が前回から低下した。3年超5年以下、5年超10年以下は上昇した。

●円全面高、資源国通貨安主導でクロス・円売り圧力-対ドル108円後半

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場では円が全面高。対ドルでは1ドル=108円台後半に上昇した。原油先物相場が時間外取引で下落していることを受けて資源国通貨への売り圧力が強まっており、クロス・円(ドル以外の通貨の対円相場)中心に円買い優勢の展開となった。

  午後3時25分現在のドル・円相場は108円81銭付近。円は朝方に付けた109円33銭を下値に一時108円76銭まで水準を切り上げている。円は主要16通貨に対して前日終値から上昇。資源国通貨のニュージーランド・ドル、南アフリカ・ランド、オーストラリア・ドルが対円での下落率で上位3位を占めている。

  ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店の鈴木恭輔為替資金営業部長は、昨日は欧米株式市場がしっかりだったことがドル・円の支えとなったが、「短期的なテーマに乏しい中でポジション調整主導の動きであり、109円台半ばからの上値は重そう」と指摘。「中期的にはBrexit(英国の欧州連合離脱)リスクなどのリスク要因も控えており手放しにリスクオンになれない」と話す。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE