クオンツ系が1000億ドルの米株買いも、株高続けば-JPモルガン

  • S&P500が2100を超えればトレンド追従型ファンドが買う可能性
  • S&P500種はこの日、2100台に乗せる

米株の時価総額を3兆ドル(約328兆円)分回復させることとなった9週間の株高局面は、株式相場のトレンドに基づいて売買を決定するクオンツ系のトレーダーからのさらなる需要を引き起こす可能性がある。JPモルガン・チェースが指摘した。

  同社のドブラフコ・ラコスブハス、マーコ・コラノビッチ両氏らストラテジストは19日に公表したリポートで、S&P500種株価指数が上昇し、2100を超える水準にとどまれば、クオンツ系トレーダーの買いは最大1000億ドルに達し得ると指摘。S&P500種はこの日、昨年12月以来初めて2100を突破し、ニューヨーク時間午後4時(日本時間20日午前5時)時点で0.3%高の2100.80となった。

  JPモルガンによれば、S&P500種が2月の安値から15%上昇する中で、商品取引アドバイザーや、ボラティリティ目標型などのファンドは米株の売りポジションを減らし、株を買い増している。新たな買い入れの規模は米株の時価総額24兆ドルに比べればわずかでしかないものの、JPモルガンは昨年夏と今年の株価急落の原因の1つは、バリュエーション(株価評価)に無関心なファンドが採用するコンピューター化された売り戦略にあると分析している。

原題:JPMorgan Sees $100 Billion Quant Buying Should Rally Last (1)(抜粋)

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