米ヤフー:1-3月売上高は予想上回る-ウェブ売却に市場は注目

更新日時
  • メイヤーCEOによる業績改善の取り組みが一歩前進
  • 通期売上高見通しを34億-36億ドルに据え置き

米ヤフーの1-3月(第1四半期)売上高はアナリストの予想を上回った。マリッサ・メイヤー最高経営責任者(CEO)による業績改善の取り組みが一歩前進した。同社は中核のウェブ事業への複数の買収提案を検討している。

  19日の発表資料によると、売上高はトラフィック獲得コスト(TAC)を除いたベースで18%減の8億5940万ドル(約939億円)。ブルームバーグが集計したデータでは、アナリストの予想平均は8億4650万ドルだった。

  メイヤーCEOは業績回復に向けた取り組みの進展を示そうと努力しているが、投資家はウェブ事業の売却につながる可能性のあるプロセスに注目している。事情に詳しい関係者が明らかにしたところによれば、通信会社ベライゾン・コミュニケーションズとプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社TPG、デジタル広告会社YPホールディングスが18日までに買収案をヤフーにそれぞれ提示した。

  B.ライリーのアナリスト、サミート・シンハ氏は「現時点ではファンダメンタルズに気を掛ける人はいない。誰もが売ってけりをつけろとしか言わない」と指摘した。

  この日発表された1-3月期の損益は9920万ドルの赤字となった。前年同期は2120万ドルの黒字だった。一部費用を除く1株利益は8セントと、アナリスト予想の平均と一致した。

  ケン・ゴールドマン最高財務責任者(CFO)は発表資料で、「最優先課題として戦略的選択肢のプロセスに引き続き集中しているが、当社の社員は事業計画の執行によって強い決意とヤフーへのコミットメントを示した」とコメントした。

  ヤフーは4-6月(第2四半期)の売上高見通しを8億1000万-8億5000万ドルとした。アナリスト予想は8億6000万ドル。通期売上高見通しは従来の34億-36億ドルに据え置いた。市場予想は35億6000万ドルだった。

  時間外取引でヤフーの株価は一時、約1%上昇した。通常取引終値は前日比ほぼ変わらずの36.33ドル。年初来では9.2%上げている。

原題:Yahoo Revenue Tops Estimates as Focus Turns to Sale Process (1)(抜粋)

(3段落目以降に業績見通しなどを追加して更新します.)
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