米国株:続伸、S&P500種は2100台で終了-商品関連銘柄に買い

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19日の米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は4カ月ぶり高値を記録した。企業決算が強弱まちまちの内容となる中、もみ合う場面が目立ったが、商品関連銘柄が上昇した。

  素材株は9カ月ぶり高値。原油相場が5日ぶりに上げたことを背景にエネルギー銘柄が上昇した。決算が予想を上回ったジョンソン・エンド・ジョンソンやゴールドマン・サックス・グループ、ユナイテッドヘルス・グループも高い。一方、ネットフリックスは2014年以来の大幅安となり、IBMは昨年10月以来のきつい下げ。いずれも決算が失望を誘った。DNA分析機器メーカーのイルミナは23%安。1ー3月(第1四半期)の暫定売上高が市場予想に届かなかった。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%上昇の2100.80と、昨年12月1日以降で初めて2100の節目を上回って終了した。ダウ工業株30種平均は49.44ドル(0.3%)高の18053.60ドルで終えた。一方、ネットフリックスやイルミナが足かせとなり、ナスダック総合指数は0.4%下落した。

  テミス・トレーディングの株式トレーダー、マーク・ケプナー氏は電話インタビューで、「2月に聞かれたリセッション観測は消え、中国も安定しつつあり、世界の商品相場全体の支援材料となっている。ネットフリックスとIBMが下げる中で、S&P500種が上昇するとは考えもしなかったが、モメンタムが引き続き強まっている」と指摘した。

  株式相場は朝方に上げ、ダウ平均は100ドル近く上昇したが、IBMやネットフリックスがこの日の安値を付ける中で、相場全体も昼ごろに勢いを失った。S&P500種とダウ平均は共に下げに転じる場面もあったが、午後に入って商品関連株と銀行株が上げ幅を拡大したために再び堅調となった。

  S&P500種は2月の安値から14%戻している。原油相場の回復や金融政策が引き続き成長を支援するとの楽観が背景にある。同指数は年初来の下げを埋めた後、昨年5月に付けた最高値まであと1.5%未満に迫ってきた。

  これまでのところ、企業収益への市場の反応はおおむね良好だが、予想に達しなかった企業に売りを浴びせることもいとわない。ネットフリックスは13%急落。同社は4-6月(第2四半期)の契約者数の伸びが海外を中心に鈍化するとの見通しを示した。IBMは5.6%下落。第2四半期の利益見通しが市場予想に達しなかった。フィリップ・モリス・インターナショナルは1.3%安。第1四半期の業績が予想を下回った。

  S&P500種構成銘柄の第1四半期利益は9.5%減と予想されている。構成銘柄のまだ10%前後しか決算は発表されていないが、そのうち58%で売上高が予想を上回り、78%で利益が予想を上回った。

  S&P500種の全10セクターのうち素材株やエネルギー株の上げが目立った。銀行を中心に金融株も高い。一方、IBMが足を引っ張り、情報技術(IT)株は0.6%下落。

原題:S&P 500 Advances Amid Mixed Earnings as Commodity Shares Rally(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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