ユナイテッドヘルス、オバマケアの保険販売「一握りの」州除き撤退へ

  • 「効率的な業務を持続的な形で幅広く続けられない」-CEO
  • 1-3月利益はアナリスト予想上回る

米医療保険最大手のユナイテッドヘルス・グループは、医療保険制度改革法(オバマケア)に基づき個人向け保険を販売する保険取引所について、「一握りの」州を除き撤退すると発表した。これまで保険に入れなかった大勢の住民に医療保険に加入する可能性を提供したオバマケアだが、ユナイテッドヘルスは昨年もこれに関連した事業は十分な利益を生まないと懸念を表明していた。

  スティーブン・ヘムスレー最高経営責任者(CEO)は19日、来年から保険取引所を通じた個人向け保険販売は「一握りの州でのみ継続する」と発言。各州の保険取引所は想定したよりも規模が小さく、リスクも高いことが判明しつつあるとし、「効率的な業務を持続的な形で幅広く続けられない」と話した。この事業では今年、6億5000万ドル(約710億円)前後の損失が出る見込みだという。

  同日発表した1-3月期決算では、一定の項目を除く1株利益が1.81ドルとなり、ブルームバーグがまとめたアナリスト24人の予想平均である1.72ドルを上回った。オバマケア関連事業は赤字だったものの、コンサルティングやテクノロジー、サービスを手がける子会社オプタムが好調だった。

  ユナイテッドヘルスは今年、34州の保険取引所で個人向け保険を販売しているが、来年は少なくとも5州から撤退する計画をすでに明らかにしていた。この個人向け保険の顧客は3月末現在で約79万5000人。12月までに約65万人に減少すると見込んでいる。

原題:UnitedHealth to Drop Out of All But a Few Obamacare States(抜粋)

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