ゴールドマン:収入減をコスト削減で補う、追加カットも-株価上昇

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  • ダウ平均で今年のパフォーマンス最悪銘柄が反発
  • 収入は第1四半期としてはブランクファインCEO就任来の低水準

ダウ工業株30種平均構成銘柄の中で年初来パフォーマンスが最悪となっていたゴールドマン・サックス・グループの株価が19日上昇した。同日発表した1-3月(第1四半期)決算で収入は急減したものの、アナリスト予想以上にコストを減らした。必要なら追加削減する姿勢も示している。

  ハービー・シュワルツ最高財務責任者(CFO)はアナリストとの電話会議で、「第1四半期の業績は良くはなかったが、結果として報酬と手当ての費用が前年同期比で40%減った」と説明。「われわれは株主であり、株主に期待される行動を取る」と言明した。

  大手米銀の中で最後に決算を発表したゴールドマンだが、ライバル同様に収入減をコスト削減で補った。ロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)は債券トレーディングの低迷期を乗り切ろうとしているが、1-3月の収入は第1四半期としては就任来の10年間で最低だった。

  第1四半期の純利益は11億4000万ドル(約1250億円、1株当たり2.68ドル)と、前年同期の28億4000万ドル(同5.94ドル)から減少。ブルームバーグがまとめたデータによると、優先株関連の利益を除いた1株利益は2.32ドル。ブルームバーグの調査に答えたアナリスト23人の予想平均は2.48ドルだった。収入は前年同期比40%減の63億4000万ドルとなり、アナリスト予想平均の66億9000万ドルに届かなかった。  

  エバーコアISIのアナリスト、グレン・ショア氏は「忘れてしまいたい四半期だ」とし、株主資本利益率(ROE)6.4%は「ゴールドマンらしくない」と論評した。

  営業費用は29%減の47億6000万ドルと、アナリスト4人の予想(49億9000万ドル)を下回った。報酬と手当ての費用として割り当てた26億6000万ドルもアナリスト予想の29億2000万ドルを下回った。収入に対する割合は42%で変わらず。報酬外費用は6%減り、約7年ぶりの低水準となった。  

  ブランクファインCEOはここ数年で最大のコスト削減に乗り出した。サポートスタッフの一段の削減や顧客へのサービスに直接結びつかない航空運賃やホテル代金、接待費用の節約、人員補充の見送りなどの節減策を取っていると、事情に詳しい関係者が先週述べた。セールスの資料やパンフレットの印刷代も節約しているという。

  株価はニューヨーク時間午後4時現在2.3%高の162.65ドル。
  

wall street retreat

原題:Goldman Counters Revenue Plunge With Cost Cuts, Shares Climb(抜粋)
Goldman Counters Revenue Plunge With Cost Cuts; Shares Rise (2)(抜粋)

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