タイのサイアム商業銀が生保事業の選択肢探る、外資と提携も-関係者

タイ3位の銀行、サイアム商業銀行(SCB)は傘下の生命保険事業に関する選択肢を探っており、外国企業と提携する可能性もある。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  非公開情報だとして関係者が匿名を条件に述べたところによれば、バンコクに本店を置くSCBは複数の投資銀行から提案を受け、SCBライフ・アシュアランスの株式売却や同行支店網を通じて保険商品を販売する権利の付与などの可能性を検討している。同行の生保事業価値を少なくとも30億ドル(約3300億円)と評価する取引となる公算が大きいという。

  東南アジアでは家計資産の増大が生保需要の拡大につながっていることから、海外の保険各社が注目している。ブルームバーグがまとめたデータによれば、ドイツのアリアンツは昨年、フィリピン・ナショナル・バンクの生保部門の経営権を買い取ることで合意し、明治安田生命保険は2013年にタイライフの株式15%を7億1400万ドルで取得した。

  関係者の1人によると、SCBの最終的な判断はまだで、取引が成立しない可能性もある。同行の担当者に電子メールでコメントを求めたが、今のところ返答はない。

  事情に詳しい関係者は先週、損保ジャパン日本興亜ホールディングスがマレーシアの銀行CIMBグループ・ホールディングスの支店網を通じて損害保険商品をアジア全域で販売することで合意に近づいていると述べた。提案では、損保ジャパン日本興亜がCIMBに約2億ドルを支払う可能性があるという。

原題:Thailand’s SCB Said to Mull Options for $3 Billion Insurance Arm(抜粋)

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