【個別銘柄】生産懸念薄れソニー急反発、そーせいやサイバダイも高い

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19日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  ソニー(6758):前日比6.5%高の2913.5円。18日の発表資料によると、熊本地震の発生後に一部生産装置が停止していたスマートフォン向けイメージセンサーの主力工場である長崎テクノロジーセンターのほか、大分テクノロジーセンターについて17日より順次復旧、生産を再開していることを明らかにした。ゴールドマン・サックス証券では、イメージセンサー供給に対する影響が軽微になることが確認できた点はポジティブ、と指摘した。

  そーせいグループ(4565):18%高の2万4960円。100%子会社のヘプタレス・セラピューティクスとバイオ医薬品会社の英カイマブリミテッド(Kymab)が新規抗体薬の研究開発、商業化に関する戦略的共同研究を開始したと18日に発表。主にがん免疫療法の領域で複数のGタンパク質共役受容体をターゲットにしている。

  CYBERDYNE(7779):7.1%高の2458円。国立の日本医療研究開発機構と難治性疾患実用化研究事業で委託研究開発契約を結んだ、と18日に発表。生体電位駆動型下肢装着型補助ロボット(HAL-HN01)の適応拡大承認を目的とした医師主導の研究開発の一環で、委託期間は4月1日から2017年3月31日。また、慶応義塾大学医学部と連携し、HAL医療用下肢タイプと脊髄再生医療とを複合させた機能再生医療の研究を開始するとも発表。今後の開発進捗(しんちょく)を見込む買いが入った。野村証券は目標株価を2500円から3000円に上げた。

  テレビ東京ホールディングス(9413):3.5%高の1989円。3月度の子会社月次業績を18日に公表、テレビ東京の売上高は前年同月比7.3%増の102億円だった。BSジャパンは11.5%増、テレビ東京コミュケーションズは15.6%増。

  アウトソーシング(2427):7.1%安の3640円。18日付の熊本地震の影響に関するリリースで、第2四半期の単体業績は顧客メーカーの生産停止の影響を受けることが予想される、と指摘した。同社は工場製造ラインへの人材派遣・請負事業を展開、業績不透明感が広がった。

  イオンファンタジー(4343):10%高の2400円。3月度の営業概況を18日に公表、既存店売上高は遊戯機械、商品、遊戯施設の合計で前年同月比0.6%増だった。中でも遊戯機械は4%増で、前年比プラスは7カ月連続。

  カブドットコム証券(8703):3.2%高の357円。16年3月期業績の速報値を19日午前に公表、営業利益は前の期比4.9%増の106億円だった。

  日本通信(9424):14%高の215円。アイルランド政府から正式通知を受理し、欧州事業会社のJCIヨーロッパ・コミュニケーションズが設立されたと19日に午後に発表。欧州での携帯事業者との相互接続が実現可能になったとしており、今後の海外事業の成長が見込まれた。

  データセクション(3905):13%高の720円。同社とみずほ銀行、インテージ、NHNテコラスの4社はビッグデータ利活用による顧客への新しい情報・サービスの提供方法について、協働で実証実験を開始すると19日午前に発表。今後の連携効果、ビッグデータビジネスの発展につながるとみられた。

  DIC(4631):3.9%高の266円。16年1ー3月期の連結営業利益は前年同期比10%増の115億円程度になったもよう、と19日付の日本経済新聞朝刊が報道。インキ販売価格が低下傾向にある中、欧米を中心に生産合理化を進めたという。

  ヤマト(1967):8.8%高の482円。16年3月期の連結営業利益は前の期比87%増の30億1000万円と、従来計画の22億円から上振れたもようと18日に発表。受注環境の好転や生産システムの合理化で工事採算性が改善した。同社は空調、衛生など管工事会社。

  東邦ホールディングス(8129):2.4%高の2563円。16年3月期の連結営業利益は前の期比2.8倍の280億円と、従来計画の159億円から上振れたもようと18日に発表。医療用医薬品市場で希少医薬品、C型肝炎治療薬などの新薬が予想を上回ったほか、業務内容の見直しによる経費削減効果も寄与した。

  エンプラス(6961):3.4%安の3870円。16年3月期の連結営業利益は98億円と従来計画の110億円から下振れたもよう、と18日に発表。LED用拡散レンズの新製品販売が想定を下回ったほか、中国地域戦略の進捗遅れも響き、前の期比は2.1%増が一転、9.1%減益になる。

  メドレックス(4586):150円(18%)高の996円とストップ高。経済産業省による戦略的基盤技術の高度化支援事業に採択されていた「生分解樹脂製マイクロニードルアレイのディスポーザブル型装着技術の開発」について、5月に英ロンドンで開かれる国際学会で発表すると18日に発表。マイクロニードルの皮膚への挿入深度を明確な計測は困難だったが、新たにX線マイクロCT解析装置を用いた方法確立したといい、同社技術の知名度が高まるとみられた。

  パスポート(7577):80円(30%)高の351円とストップ高。健康コーポレーション(2928)と資本業務提携を行う、と18日に発表。健康コーポに対し第三者割当増資を実施、健康コーポの保有議決権比率は65.83%でパスポートの親会社になる。健康コーポグループのファッションアパレル、美容関連グッズをパスポートでも多く取り扱っていたため、商品のデザイン・製造のノウハウや物流のマスメリット、ECサイトの情報発信力の共有などを目指す。財務安定とシナジー効果を見込む買いが膨らんだ。

  築地魚市場(8039):5.3%高の120円。16年3月期の連結純利益は前の期比7.3倍の9億7000万円と、従来計画の2億5000万円から上振れたもようと18日に発表。売上高は2%強下振れたが、固定資産譲渡による売却益を特別利益に計上する。これまで未定としていた期末配当は1株3円を実施し、4期ぶりの復配。

  第一化成(4235):2.9%高の670円。16年3月期末の1株配当は18円と、従来計画の15円から上積みすると18日に発表。前の期実績は17円。同社は湿式合成皮革メーカー。

  レントラックス(6045):6.9%高の962円。3月度の月次売上高を18日に公表、前年同月比38.2%増の6億6600万円だった。同社はインターネット成果報酬型広告サービスを展開。

  グローバルウェイ(3936):マザーズ市場に19日に新規上場した。公開価格の2960円に対し朝方から買い気配値を切り上げ、結局2.3倍の6810円買い気配のまま初日の売買は成立しなかった。求人情報「キャリコネ」の運営などソーシャル・ウェブメディア事業を中心に展開、16年3月期営業利益は前の期比2.5倍の1億9600万円、1株利益は121.26円になったもよう。

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