タイの住宅開発で2位のサンシリは、バンコク市内の新築マンションの日本人向け販売を拡大する方針だ。マイナス金利下で利回りを求める日本人投資家に対し、値上がりが続き利回りも取れるタイの住宅を紹介し、販売を5倍に伸ばしたい考えだ。

  同社のシニア・バイス・プレジデントのウタイ・ウタイサンスック氏が12日、都内でブルームバーグのインタビューで、日本銀行のマイナス金利政策で「日本人は利回りを強く望んでいると思う。タイの不動産は値上がりが期待できる。利回りを得ながら、今後値上がりを待つこともできる」と述べた。中国の景気減速といった海外要因にもかかわらず、需要は強いという。

  現在は香港とシンガポールの購入者を主な対象としているが、日本人向けを強化する。日本人向けの販売額は昨年は200万ドル(約2億2000万円)だったが、今年は1-3月で既に150万ドル(約1億6500万円)を達成し、通年では1000万ドル(11億円)を目指すとしている。今年の海外売上高の約7%を日本としている。2017年8月に完成予定の新築マンションは1870万ー4412万円で、35ー118平方メートル。

  タイ経済は昨年10ー12月(第4四半期)の成長率が前年同期比2.8%増とブルームバーグがまとめたアナリスト予想(2.6%増)を上回るなど好調で、マンション価格を押し上げている。ウタイサンスック氏によると、同国住宅の投資利回りは5-8%という。

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