欧州債:イタリア債が続落-銀行団通じ20年債65億ユーロ発行と関係者

19日の欧州債市場でイタリア国債が続落。同国の財務省が銀行団を通じて65億ユーロ相当の20年債を発行すると伝えられたことが背景にある。

  事情に詳しい関係者によれば、利回りは2.302%に設定された。スペイン国債もこの日は値下がり。周辺国の国債パフォーマンスは高格付け国の債券に対して低調だった。欧州中央銀行(ECB)は同日公表した銀行融資についての四半期調査で、マイナス金利が銀行収益に悪影響を及ぼしていると指摘。これを受けて、周辺国債は下げ幅を拡大した。

  みずほインターナショナルの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏(ロンドン在勤)は「イタリア国債は軟調だ」とし、「銀行団を通じた20年債発行の影響を免れるのは困難だが、欧州債に影響を及ぼした主因は銀行収益性への影響を指摘したECBの与信調査だ。ほかの条件が一緒でも、これはイタリア国債に打撃を与える」と語った。

  ロンドン時間午後4時38分現在、イタリア10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.41%。一時は1.42%と、7日以来の高水準となった。同国債(表面利率2%、2025年12月償還)価格は0.545下げ105.35。同年限のスペイン債利回り は5bp上げ1.54%となった。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは2bp上昇し0.18%。フランス10年債利回りも2bp上げ0.52%。

原題:Italy’s Bonds Fall as Nation Sells $7.4 Billion of 20-Year Debt(抜粋)
PRICED: Italy EU6.5b 20Y BTPS +39(抜粋)

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