きょうの国内市況(4月19日):株式、債券、為替市場

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●日本株V字反発、為替・海外株落ち着き安心-政策期待も、ソニー急伸

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  東京株式相場は3営業日ぶりにV字反発、前日に500円を超す急落を演じた日経平均株価は一気に500円以上戻した。為替の円高一服と欧米株堅調、原油価格の下げ渋りで世界市場混乱への警戒感が後退、大規模災害の発生で政府・日本銀行の政策支援期待もある。九州工場の生産を再開したソニーが急反発し、熊本地震による過度なサプライチェーン懸念も和らいだ。

  東証1部33業種は銀行、保険、証券・商品先物取引など金融株、電機や輸送用機器、機械、精密機器など輸出株、海運や非鉄金属株など全て高い。

  TOPIXの終値は前日比42.88ポイント(3.3%)高の1363.03、日経平均株価は598円49銭(3.7%)高の1万6874円44銭。日経平均の上昇率は3月2日以来の大きさ。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンの寺尾和之取締役は、「持続するかどうかまだ不透明だが、為替はこれ以上円高にいかないのとのムードになっている」と指摘。米国は利上げに慎重になりつつあるほか、「中国の景気に対する見方も前向きになっている。グローバルなリスクオンになり、その流れに乗っている」と話した。

  東証1部の売買高は20億9797万株、売買代金は2兆864億円。上昇銘柄数は1792、下落は118。売買代金上位ではソニーのほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループのメガバンク3社が大幅高。トヨタ自動車やソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、ホンダ、マツダ、村田製作所、TDK、日本電産、第一生命保険も高い。半面、鹿島や大林組、中外製薬は軟調で、若築建設は反落。

●債券は上昇、5年入札順調や緩和観測で買い-30年利回り連日最低更新

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  債券相場は上昇。新発30年債利回りは連日で過去最低を更新した。この日実施の5年債入札が順調な結果となったことや日本銀行による追加緩和観測などを背景に買いが優勢となった。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比5銭安の151円86銭で取引を開始し、いったん151円83銭まで下落した。午後に入ると、5年債入札結果を受けて水準を切り上げ、152円02銭まで上昇した。結局は9銭高の152円00銭で引けた。

  UBS証券の井川雄亮デスクアナリストは、「5年債入札結果が強かったことが相場を押し上げた。午前は5年、7年ゾーンはそこまで強くなかった。一部報道で黒田東彦総裁が追加緩和に前向きの発言が伝わり、国債買い入れ増額を連想して超長期債相場は強かった」と説明した。

  黒田日銀総裁はウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、ここ数カ月の円高でインフレ率の2%への押し上げに向けた取り組みが損なわれる恐れがあり、追加緩和措置につながる可能性もあるとの認識を示した。日銀は27、28日に金融政策決定会合開く。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の342回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいのマイナス0.12%で開始後、いったん0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.115%を付けた。その後はマイナス0.125%を付けている。

  新発20年物の156回債利回りは0.5bp高い0.295%で始まり、一時0.27%まで低下して過去最低を更新した。新発30年物の50回債利回りは0.5bp低い0.36%で始まった後、徐々に水準を切り下げ、0.33%と前日に記録したこれまでの最低0.355%を下回っている。

  財務省が午後発表した表面利率0.1%の5年利付国債(127回債)の入札結果によると、平均・最高落札利回りともに過去最低を更新した。最低落札価格は101円60銭と、市場予想の101円58銭を上回った。投資家需要を反映する応札倍率は4.36倍と、前回3.59倍から上昇した。小さければ好調なテール(平均と最低落札価格の差)は2銭と、前回5銭から縮小した。
  

●円が全面安、原油下げ渋りや株高でリスク回避緩和-対ドル109円前半

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  東京外国為替市場では円が全面安の展開。対ドルでは1ドル=109円台前半に水準を切り下げた。産油国による増産凍結合意失敗後の原油下落が限定だったことや、日米の株価反発を背景にリスク回避圧力が緩和した。

  午後3時5分現在のドル・円相場は109円04銭付近。朝方に付けた108円75銭から一時は109円22銭と、2営業日ぶりの水準までドル高・円安が進んだ。円は主要16通貨全てに対して前日終値から下落している。

  三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニットの細川陽介為替セールスチーム長は、「ドル・円は昨日売り込んだ短期勢のショートカバーもあり、109円台に浮上」と説明。ただ、「基本的にはショートカバー以外でドル買い・円売りを進める材料にも乏しい状況で動きづらくなっている」と言い、「短期的には107円50銭から110円で推移するのが居心地がよいのではないか」と話す。

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