ブラジル株:ボベスパ指数下落-政権交代でも問題解決困難との見方

  • ブラジル下院はルセフ大統領の弾劾手続きを可決
  • レアルも下落、中銀が通貨高抑制の取り組み強化

18日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は下落。通貨レアルも下げた。ブラジル下院は17日、ルセフ大統領の弾劾手続きを可決したが、同国が抱えている経済・財政の危機的状況を踏まえると、誰が政権に就いても今後の上昇余地は限られそうだとの指摘がブラジル情勢を長期にわたって観察している専門家から聞かれた。

  ルセフ大統領退陣後に新たな政権が誕生し、ここ1世紀で最も深刻なリセッション(景気後退)からの脱却と財政立て直しを目指した政策を推進するとの期待から、投資家は今年、ブラジル資産を購入してきた。しかしこうした厳しい状況は、ルセフ大統領失職の場合に後継者になるとみられるテメル副大統領には失敗が許される余地がほとんど残っていないことを意味する。

  UBSウェルス・マメジメントの新興市場投資ストラテジスト、アレホ・セルウォンコ氏は「今や経済チームの人選と具体的な政策発表に全てがかかっている。新たな政策を実施する上で必要な信頼性と成功の兆しを備えた経済チームが必要だ」と語った。

  ボベスパ指数は前週末比0.6%安の52894.08。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は原油安を嫌気し下落。レアルは2.3%安の1ドル=3.6158レアルと、主要通貨の中で下げが最大だった。ブラジル中央銀行は今年の上昇基調を抑制し輸出低迷を阻止するための対策を強化している。

原題:Brazil Investor Impeachment Euphoria Fades as Quickly as It Came(抜粋)

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