米国株:反発、ダウ平均は1万8000ドル台-決算への期待で

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18日の米株式相場は反発。ダウ工業株30種平均は昨年7月以降で初めて1万8000ドル台を回復した。今週発表される企業決算への期待から買いが入った。産油国会議で合意に至らず、原油相場が下落したものの、材料視されなかった。

  ハズブロは5.8%上昇し最高値を更新。ウォルト・ディズニーの映画「スターウォーズ」のライセンス製品を一因に決算が予想を上回った。ディズニーは2.9%高。一時は6.8%安となっていた原油相場が下げ渋ったため、エネルギー銘柄も高い。モルガン・スタンレーはほぼ変わらず。コスト削減で決算は利益が予想を上回った。

  S&P500種株価指数は前週末比0.7%上昇の2094.34と、昨年12月1日以来の高値で終了。ダウ工業株30種平均は106.70ドル(0.6%)高の18004.16ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.4%上昇。

  ウィリアムズ・キャピタル・グループ(ニューヨーク)のプリンシパル兼株式トレーダー責任者、スティーブン・カール氏は「業績や経済動向、原油相場が市場を左右している。この日は業績を受けて上昇した銘柄もあった。これから一連の好決算が発表され始めると、相場を押し上げる明るい材料になる。株式相場は2月以降じりじりと上昇している」と述べた。

  S&P500種は2月の安値から14%戻している。原油相場の回復や金融政策が引き続き成長を支援するとの楽観が背景にある。同指数は年初来で最大11%の下げを埋めた後、4カ月ぶり高値近辺にあり、昨年5月に付けた最高値まであと2%未満となっている。

  決算は金融危機以降で最大の減益になると予想されており、S&P500種の株価収益率(PER)は19倍と、6年ぶりの高水準近くにある。ビアンコ・リサーチがまとめたデータによれば、米金融当局が緩やかなペースでの利上げを続け、政府が追加の財政出動を実施しなければ、1952年以降で初めて、リセッション(景気後退)入りせず、金融緩和や財政出動もない状態での減益となる。

  今週はゴールドマン・サックスやスターバックス、アメリカン・エキスプレスなど90社余りが決算を発表する予定。第1四半期決算のアナリスト予想は9.5%の減益となっている。年初時点での予想はほぼ変わらずだった。

  ジョーンズトレーディング・インスティテューショナル・サービシズのグローバル市場ストラテジスト、ユーセフ・アッバシ氏は「モルガン・スタンレーの決算が心配されていたよりも良かったため、金融という大きなセクターの一つが下支えられ、勢いが付いた」と指摘した。

  S&P500種では全10セクターが上昇。エネルギーや選択的消費株、ヘルスケア株の上げが目立った。

原題:U.S. Stocks Climb as Investors Look to Earnings, Oil Trims Slide(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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