米YP:ヤフーへの買収案提示を計画、戦略的選択肢探る-関係者

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  • YPはゴールドマン・サックスを起用
  • YPは2015年にイエローページズの印刷事業から分離

米YPホールディングスは18日、米ヤフーに買収案を提示する計画だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。YPはかつてイエローページズ・ドット・コムと呼ばれた電話番号サービスのデジタル広告部門で、2015年に分離された。

  YPはさまざまな戦略的選択肢を探るため、ゴールドマン・サックス・グループを起用している。選択肢の中には、規模が小さめの企業買収や身売りも含まれる可能性があるという。交渉が公になっていないとして、関係者らは匿名を条件に話した。

  関係者の1人によると、YPはサーベラス・キャピタル・マネジメントが支配権を持ち、評価額は10億ー15億ドル(約1088億ー1632億円)。この会社規模のため、YPはヤフーの中核部門からスピンオフされた子会社と、非課税のリバース・モリス・トラスト方式で統合できる候補となれるという。タイムもヤフーとのこうした方式での取引を検討したと、ブルームバーグが2月に報じた。

  サーベラスは12年にAT&Tからイエローページズの過半数株式を9億5000万ドルで取得。サーベラスはYPの株式53%を所有しており、残り47%はAT&Tが保有する。事情に詳しい複数の関係者が今月明らかにしたところによれば、AT&Tはヤフーへの買収提案見送りを決めた。ただ、YPがヤフー買収を進めれば、AT&TはYPの持ち分を通じてヤフーの一部を最終的に取得することになる可能性もあると、関係者1人は説明した。

期限

  ブルームバーグが入手した資料によると、YPは年間売上高が10億ドル強で、昨年の調整後EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は1億6600万ドル。

  ヤフーの経営陣と株主は、ベライゾン・コミュニケーションズなど大手企業からの現金での買収提案では企業価値を十分に最大化できないと受け止めた場合、YPの提案に心が揺らぐ可能性もあると関係者の1人は述べた。

  ヤフーは中核のウェブ事業への初回買収提案の期限を18日としている。ブルームバーグが8日に報じたところによると、ベライゾンとTPG、ベインなどが買収案を提示する計画。
  
  YPとサーベラス、ヤフー、AT&T、ゴールドマンはコメントを控えた。

原題:YP Said to Plan Offer for Yahoo as It Explores Options (3)(抜粋)

(5段落以降に買収提案期限や他社の動きを追加して更新します.)
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