ドバイが政府系投資会社を閉鎖へ、最盛期には130億ドル保有-関係者

  • ドバイ・インターナショナルは従業員を解雇、オフィスを閉鎖
  • 25億ドルの債務返済に向け、資産売却を進めている

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系投資会社ドバイ・インターナショナル・キャピタルは25億ドル(約2720億円)の債務を再編後、事業を閉鎖する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同社は英娯楽会社マーリン・エンターテインメンツや米ヘッジファンド運営会社などに出資していたほか、サッカーのイングランド・プレミアリーグのリバプールFC買収も目指したことで知られる。

  関係者らが匿名で述べたところによると、ドバイ・インターナショナルは従業員を解雇し、ドバイの金融街にあるオフィスを閉鎖する。同社は政府系ドバイ・ホールディングの国際投資部門として2004年に設立された。営業停止前に債権者らに10億ドル近く返済するため、英国に本拠を置くエンジニアリング会社ドンカスターズ・グループの持ち分を今後数カ月内に売却する計画だと関係者は話した。

  ドバイ・インターナショナルの海外資産は首長国の最盛期には、約130億ドル相当に積み上がった。この中には、ロンドンのマダム・タッソーろう人形館を所有するタッソー・グループやソニー株、独ダイムラー株も含まれる。同社はその後、金融危機で信用市場が凍結し資産価格が下落すると、こうした資産の大半の売却と25億ドルの債務の再編を余儀なくされた。

原題:Dubai Said to Close Sheikh’s Buyout Firm That Held $13 Billion(抜粋)

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