欧州債:ドイツ債下落、利回り0.16%-スペイン債高過ぎとサイモン氏

18日の欧州債市場では、ドイツ国債が下落。10年債利回りは終値ベースで前週末比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.16%となった。

  この利回りはスペイン債の約10分の1の水準。それでもドイツ債の方に投資妙味があると、サンタンデール・アセット・マネジメントで118億ユーロの資産運用に携わるフランシスコ・J・サイモン氏は指摘する。同氏は償還まで7年以上のポルトガル債とスペイン債、イタリア債を過去1カ月に全て売却したと話す。

  サイモン氏はインタビューで、「周辺国債は現在、価格が高過ぎる」と述べた。その上で、スペイン10年債利回りが1.6%前後まで上昇し、「スペインないし周辺国に新たな負の衝撃」がなければ、周辺国債に再投資するかもしれないと付け加えた。

  スペイン10年債はこの日、ほぼ変わらず。利回りは1.49%で取引を終えた。

  サイモン氏によれば、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和が南欧債の価格を過剰に押し上げた。このため、投資家が危険を察知すれば、相場は反落する可能性がある。そのような危険とは「中国リスクと世界的な減速がユーロ圏に影響を与える非常に弱い経済状況」と同氏は説明し、景気減速と低インフレの環境から最も恩恵を受けるのはドイツ10年債だと付け加えた。

  ブルームバーグの世界債券指数によると、ドイツ債のリターンは年初から前週末まででプラス4.1%。これに対し、スペイン債は2.4%、イタリア債は2%となっている。      

原題:Spanish Debt Too Costly for Santander Fund Manager Buying Bunds(抜粋)
Euro-Area Bonds Fall With German 10-Year Yield Rising to 0.15%(抜粋)

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