ロンドン:1-3月の完成前住宅の販売が前年比33%減-税負担増加で

ロンドンで建設中の住宅への需要が1-3月期に前年同期比33%減少した。国外購入者の税負担が重くなったほか、高水準の価格も響いた。

  ロンドンの未完成物件販売戸数は5947戸と、過去最高だった前年同期の8927戸を下回ったと、ブルームバーグ・ニュースが閲覧したモリオー・ロンドン集計のデータが示した。同社はコメントを控えた。

  住宅仲介業者クラットンズの調査責任者、ファイサル・ダーラニ氏は「国内購入者にとっては手が届くかどうかが依然として大きな問題だ」と指摘。「高価格帯の新築物件は通常なら外国人投資家には魅力だが、通貨の問題や原油値下がりといったそれぞれの自国経済の不透明感の高さが1年前と比べた購入鈍化につながった」と語った。

  英政府は2軒目以降の住宅購入を対象に増税したほか、海外からの購入者にはキャピタルゲイン税を導入、さらには一部家主に税制上の優遇措置を縮小する方向。これを背景に、ロンドンの新築住宅需要は減退してきた。このため、ロンドン中心部の開発業者は機関投資家に最大20%の値引きを提供している。

  モリオーのデータによると、1-3月には住宅約6379戸の建設が着工されたが、これは前年同期を39%下回り、過去7四半期で最低。

原題:London First-Quarter Home Presales Drop 33% as Tax Burden Rises(抜粋)

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