ドラギ総裁、夏期休暇明けにECB追加緩和模索へ-エコノミスト予想

  • ECBは資産購入拡大と追加利下げが可能-エコノミスト
  • 追加措置は9月8日の公算大だが6月の可能性も

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は夏期休暇から戻り次第、景気刺激拡大を模索するだろうと、エコノミストらが予想した。

  ブルームバーグの調査に答えた47エコノミストのうち60%余りは、ECBの緩和は終了していないとの見方を示した。次の行動の時期として可能性が高いのは9月8日とみられているが、6月を予想するエコノミストもいた。21日の会合での追加措置は想定されていない。

  思い切った経済政策が打ち出されない限り、欧州の弱い景気回復がインフレ率をECBが物価安定と定義する2%弱まで押し上げる可能性は低い。

  コリネオ・アセット・マネジメントのエコノミスト、ファビアン・フリッシェ氏は「ユーロ圏の経済成長と賃金の伸びは予想可能な範囲で弱い状態が続くだろう。そのような状況でインフレがECBの目標水準かそれ以上になるとは考えにくい」と話した。

  調査では、追加措置を予想し時期の見通しも示したエコノミストのうち3分の2が今後5カ月以内の行動を予想した。また、1人を除いて全てのエコノミストが2017年3月とされている量的緩和(QE)期限の延長を予想。36%が現行マイナス0.4%の中銀預金金利の一段の引き下げを見込み、月800億ユーロ(約9兆7500億円)の購入規模の拡大を予想するのはほぼ4分の1だった。エコノミストは追加利下げの余地は小さいとみており、預金金利の下限はマイナス0.5%と考えている。

原題:Draghi Seen Putting ECB Stimulus Back on Agenda After Summer(抜粋)

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