アリババの金融子会社、上海IPO手続きを年内にも開始-関係者

  • 螞蟻小微金融服務は3年間黒字で上場要件を満たしたと関係者
  • 香港との重複上場を望んでいるという

中国のアリババ・グループ・ホールディングの金融子会社が、上海証券取引所メーンボードでの新規株式公開(IPO)を計画している。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  情報が非公開であることを理由に同関係者が匿名で語ったところによると、アリババ金融部門の浙江螞蟻小微金融服務集団は年内にもIPO手続きを開始する公算。螞蟻小微金融服務はこれまで3年間黒字で、上場要件を満たしているという。螞蟻小微金融服務は中国で最も多く利用されているオンライン決済システム「アリペイ」を運営する。関係者によれば、同社は当局の認可が得られることを条件に香港との重複上場を望んでいる。

  関係者が今月語ったところでは、螞蟻小微金融服務は現在、企業価値を約600億ドル(約6兆4800億円)と評価する35億ドル以上の資金調達を目指している。中国の政府系ファンドである中国投資(CIC)と中国建設銀行の投資部門が中心となって螞蟻小微金融服務への出資交渉を行っているという。螞蟻小微金融服務はコメントを控えるとの電子メールを配布した。

  企業価値を600億ドル規模としたIPOとなれば、本土市場では10年の中国農業銀行による上海上場以来の大きさとなる。

原題:Alipay Owner Said to Start Shanghai IPO Process as Soon as 2016(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE