ルセフ大統領、一段と窮地に-ブラジル下院弾劾可決で上院審議へ

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  • 下院採決、上院での手続きに必要な3分の2上回る
  • 大統領が上院での手続きを阻止するのに必要な票の確保困難か

ブラジル下院が17日、ルセフ大統領の弾劾手続きを可決したことで、大統領は一段の窮地に追い込まれた。過去13年間にわたる左派政権の支配に終止符が打たれる公算が高まったとして、投資家の間には歓迎ムードが広がりそうだ。

  ルセフ大統領が反対勢力によるクーデターだと非難する中、下院での弾劾賛成は計367票と、今後の上院での審議に必要な3分の2である342票を25票上回った。

Demonstrators wave banners and flags during a protest against Dilma Rousseff, Brazil’s President

2016Photographer: Paulo Fridman /Bloomberg News

  下院審議は全国に生中継され、クーニャ下院議長はその終了に当たり、「弾劾手続き継続が承認された」と宣言した。

  アナリストの大半は、ルセフ大統領が上院での弾劾手続きを阻止するのに必要な票を確保するのは困難との見方で一致している。大統領の暫定的な職務停止とテメル副大統領の昇格には上院での単純過半数で十分だ。同副大統領の出身母体である最大政党、ブラジル民主運動党(PMDB)のロメロ・ジュカ上院議員は15日以内に一連の手続きが完了する可能性があると語った。

  下院での弾劾手続き可決が伝わると、サンパウロ市の主要道に集まった野党議員や市民約25万人が国旗を振って大歓声を上げた。

原題:Rousseff Hangs by a Thread After Losing Impeachment Vote (2)(抜粋)

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