ヘッジファンド、ドーハ産油国会合での合意に期待-買い越し増やす

  • サウジがイランの増産凍結合意への参加求め協議は不調に終わる
  • 2月半ばの暫定合意以降、原油価格は30%余り上昇していた

ドーハ産油国会合が原油市場の上昇を促すことを意図したものなら、成功だったと言えるかもしれない。ただ、産油国による協調能力を示そうとするものだったとしたら、あまり成功とは言えなかったようだ。

  資産運用会社は17日の産油国会合までの数日間、引き続き原油価格上昇を見込み、買越残高は9カ月ぶりの高水準近辺となった。

  石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の協議は生産抑制で合意されないまま終了。サウジアラビアなど湾岸諸国がイランを含むOPEC全加盟国が参加しない合意には同意しない姿勢を示したためだ。ニューヨーク市場の原油先物相場は18日、最大6.8%下げ、1バレル=37.61ドル。

  OPEC加盟国と非加盟国との原油供給をめぐる15年ぶりの本格的な協調が不調に終わったことにより、価格上昇の継続が脅かされている。サウジとロシアが暫定合意を発表した2月半ば以降、価格は30%余り上昇していた。

  みずほセキュリティーズUSA(ニューヨーク)の先物部門ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は「14日か15日に合意が成されるとの見方から投機家が市場に参加した。協議が不調に終わり撤退を始めた」と指摘する。

  産油国が供給抑制で合意する可能性があるとの見通しが広がり、原油価格は底入れしたとの楽観的な見方が高まっていた。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファンドによるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の先物とオプションの買越残高は2カ月前の2倍余りの水準に増えている。12日終了週は11%増加した。

原題:Doha’s Promise Spurred Hedge Funds to Keep Believing in Oil Gain(抜粋)

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