ヘッジファンド、金相場の上昇は終わらないと予想-買越残高が増加

  • 上昇見込む買い越し、2012年以来の高水準:CFTCデータ
  • 「ファンダメンタルな不透明感が非常に強い」との見方

金相場は引き続き上昇すると、ヘッジファンドは予想している。

  金相場は今年に入って少なくとも1975年以降で最高のパフォーマンスを示しているが、投資家はさらに上昇すると予測している。資産運用会社の相場上昇を見込む買い越しは2012年以来の高水準に増加し、3年に及ぶ弱気相場がスタートする前以来となる楽観的な見方が示されている。

  金相場は今年に入って16%上昇。世界の景気見通しが引き続きリスクに直面する中、米金融当局は利上げに対して慎重な姿勢を示している。不安定な経済状況を背景に安全資産としての需要が高まるとともに、低金利により利息が支払われる資産と比較しても競争力を維持する中、投資家は金を購入している。

  投資会社ゴールドマネー(バンクーバー)で17億ドル(約1840億円)相当の運用に携わる最高戦略責任者(CSO)、ジョン・クランブ氏は「ファンダメンタルな不透明感が非常に強い。そして、もちろん金には長期的安定がある。下落より上昇傾向の方が依然として強い」と指摘した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)が15日発表したデータによれば、金の先物とオプションの買越残高は12日終了週に13%増加し18万4218枚と、12年10月以来の高水準に達した。3月半ば以降、相場は上げ渋っているにもかかわらず、買越残高は2カ月前と比較してほぼ2倍に増えている。先週は週間ベースで0.7%下げ、1オンス=1234.60ドルとなった。

原題:Funds Are Betting the Gravity-Defying Gold Rally Isn’t Over Yet(抜粋)

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