米財務長官:日本は内需押し上げへの重点的取り組みを-記者会見

  • 為替市場は「秩序保っている」-G20終了後に語る
  • ルー長官は日本に増税のタイミングで慎重さ求める

ルー米財務長官は15日、日本が輸出ではなく内需押し上げに重点的に取り組むよう促した。同長官は円相場の上昇にもかかわらず、為替市場は秩序立っていると語った。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の終了後に記者会見で発言した。

  同長官は「世界成長が弱い中で、日本は外需ではなく、内需に頼る必要がある」と指摘。「財政政策が全体的に景気を支援し、野心的な構造改革アジェンダで短期的に成長を引き上げる措置を優先することが重要だ。最近の円高にもかかわらず、外為市場は秩序を保っている」と述べた。

  同長官はまた、日本が予定している消費増税で慎重さを求めた。長官は「日本は再び景気下降に陥らないよう注意しなければならず、これは日本が将来の増税のタイミングをどう計画するか、増税が景気を悪化させないよう財政支出で埋め合わせるべきかどうか注意する必要があることを意味する」と語った。

  ルー長官は日本が通貨に関してG20の公約の順守を続ける重要性も強調。2月の上海G20で「われわれはグループとして合意し、日本は通貨の競争的な切り下げを回避、サプライズがないよう互いに対話を行い、為替レートを目標としないことにコミットした」と指摘し、「日本がこうしたコミットメントをあらためて示したという事実が重要だ。われわれはすべてのG7、G20メンバーがコミットメントを守るよう期待する」と述べた。

原題:Lew Urges Japan to Focus on Domestic Demand as Yen Appreciates(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE