米鉱工業生産指数:製造業が低下、昨年2月来の大幅マイナス

3月の米鉱工業生産統計では製造業の生産が 市場の予想外に低下し、2015年2月以来の大幅なマイナスとなった。

米連邦準備制度理事会(FRB)の15日発表によると、3月の製造 業生産指数は前月比0.3%低下。前月は0.1%低下だった。全体の鉱工業 生産指数(製造業、鉱業、公益事業の生産を対象、季節調整値)は2カ 月連続で前月比0.6%の低下。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では製造業生産指数 が0.1%上昇、全体の鉱工業生産指数は0.1%低下とそれぞれ予想されて いた。

クレディ・アグリコルCIBのエコノミスト、ブリタニー・バウマ ン氏(ニューヨーク在勤)は統計発表前に、「製造業セクターは不透明 な世界成長見通しのほか、これまでの商品価格下落とドル高で苦しい状 況にある」と指摘。「これらの影響は3月も続いた」と述べた。

3月は公益事業の生産が1.2%低下。前月は3.6%下げていた。3月 も暖かい気候が続いたため、暖房需要が抑制された。

石油掘削を含む鉱業の生産は2.9%低下した。

3月の鉱工業設備稼働率は74.8%と、前月の75.3%から低下。製造 業の設備稼働率は75.1%で、14年4月以来の低水準となった。

消費財の生産は0.4%低下。前月は0.8%低下だった。企業設備の生 産は0.4%低下と、3カ月ぶりの大幅なマイナス。建設資材の生産 は1.2%低下した。

製造業のうち自動車・同部品の生産は1.6%低下と、昨年11月以来 の大幅な落ち込みとなった。自動車・同部品を除く製造業生産は0.1% 低下。前月は0.2%下げていた。

統計の詳細はをご覧下さい。

原題:Manufacturing Output in U.S. Falls by Most Since February 2015(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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