中国株式市場、今年一番の勝ち組は資源株-負け組から一転

  • 資源銘柄が今年の中国株の反発を主導
  • 当局による景気支援と生産能力削減への期待が株価上昇を後押し

中国株式市場の新たな勝ち組を紹介しよう。それは資源を大量に生産する国有企業だ。

  共産党が景気を刺激するため支出を増やし、需要減少と価格下落に取り組む資源業界の生産能力削減を打ち出す中、過去約10年にわたり中国本土の株式市場で最悪の投資先だった資源銘柄が今年の中国株の反発をけん引している。最も上げが目立つのは鉄鋼メーカーの武漢鋼鉄と石炭生産の陝西煤業で、両銘柄とも27%を超える上昇率となっている。

  投資家は大規模なインフラ投資を中心とする経済からサービス主導型経済への移行の犠牲者としてこれまで片付けられていた企業に再度目を向けている。クレディ・スイス・グループは金属・エネルギー株の上昇はあと2、3カ月続く見込みだが、年後半に失速すると予想する。

  クレディ・スイスの陳李ストラテジストは「政府は不動産市場や成長に向けた投資に依存する従来の軌道に戻りつつあり、改革意欲はそれほど強くない」と指摘。「生産能力削減に消極的なのはそのためだ」と述べた。

  大型株で構成するCSI300指数の資源株指数は今月14日時点で1月に付けた今年の安値から26%上昇し、値上がり率は業種別でトップ。この間のCSI300指数の上昇率は15%。エネルギー株の指数は18%上げている。香港市場でも石炭生産のエン州煤業とセメントメーカーの安徽海螺水泥が共にここ2カ月で60%近く値上がりしている。

原題:China’s Worst Stocks Are Winning as Old Economy Fights Back (1)(抜粋)

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