麻生財務相:過度な為替変動は好ましくない-ルー米財務長官と確認

G20(主要20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議のため訪米している麻生太郎財務相は14日、ワシントンでルー米財務長官と会談し、円高で推移している為替相場について「一方的に偏った動き」に強い懸念を表明するとともに、「過度な変動や無秩序な動きは悪影響を与える」との認識を確認した。会談後、記者団に語った。

  麻生財務相は「為替市場における過度な変動や無秩序な動きは悪影響を与えるものであって、最近の一方的に偏った動きに強い懸念を有している」とルー長官に伝えた。また、通貨の競争的切り下げを回避するというG20声明の合意内容については「マイナス金利など国内の政策目的のための金融政策手段の行使を制約するものではない」と相互に確認したとした。

  今年2月の上海G20でドル高是正のために米国が金利引き上げを慎重に行い、日欧が金融緩和を積極的に実施しないとの密約合意があったとの見方が市場の一部にあることに触れ、「そのような密約は存在していないと確認した」と強調した。

  この日のG20の初日会合では麻生財務相が上海G20時に比べて「市場は落ち着きつつある」と発言。前回会合よりも多くの国々が財政の必要性を指摘したことも明らかにした。日本の政策について懸念を表明する国はなかったという。パナマ文書についての議論もなかったと述べた。

 

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