米ゴールドマンCEO、数年間で最大のコスト削減求める-関係者

更新日時
  • 人員整理や出張抑制を通じてコスト削減、追加措置を講じる可能性も
  • ブランクファインCEO:経費を「しっかり監視」している

ゴールドマン・サックス・グループは、トレーディングやディールメーキング業務の不振を乗り越えるため、ここ数年間で最大のコスト削減に乗り出した。同社の取り組みに詳しい関係者2人が明らかにした。

  関係者によると、同社は最近サポートスタッフの一段の削減を開始したほか、顧客に直接役立たない限りはバンカーの航空運賃やホテル、接待の支出を拒否することが増えている。ロンドンの技術労働者を今週削減したほか、欧州従業員は以前に日常的に行っていた域内の他のオフィスへの出張も許可されていないという。追加的な経費削減の可能性は高い。

ブランクファインCEO

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  多くのライバル銀行が市場の動揺や規制強化による債券トレーディングの低迷で規模縮小を余儀なくされた中、ゴールドマンのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO、61)もこうした状況に対応し、人員整理に着手。ジュニアバンカーを一段と活用し、サポートスタッフを低コスト地域に移し、生産性向上のための技術投資にも取り組んでいる。

  問題はこうした取り組みで19日の四半期決算発表時に投資家を十分に満足させることができるかだ。モルガン・スタンレーのアナリスト、ベッツィー・グラセック氏の予測では、ゴールドマンが発表する営業費用は29%減の47億6000万ドル(約5220億円)と、1-3月(第1四半期)としては10年ぶりの低水準になるという。アナリスト予想では売上高は37%落ち込むと見込まれており、営業費用の抑制ではこれに対応しきれないようだ。

  ブランクファインCEOは2月の会議で、経費を「しっかり監視」していると述べるとともに、同社は柔軟に経費削減を進める余地が大きく、「必要ならコスト面でさらなる措置を講じることが可能」と説明していた。

  関係者によると、プロジェクトの先送りや空いた役職の補充見送り、営業資料の印刷費削減を通じた経費抑制の可能性もある。最新のコスト削減策は最終的に、2011年もしくはそれ以前の年以来の規模になる見通し。11年7月に同社は報酬を含む費用を10億ドル強削減するイニシアチブを発表。年末までには前年比で14%圧縮した。

原題:Goldman’s Blankfein Said to Demand Deepest Cost Cuts in Years (抜粋)

(関係者の話を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE