【個別銘柄】熊本地震で建設関連高い、ソニー安い、富士通は大幅安

更新日時

15日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

建設関連株:14日夜に熊本県で震度7の地震が発生、建物や道路に 被害が出る中で復興需要を期待する買いが入った。道路や橋梁、鉄道な どの調査・設計を行う福山コンサルタント(9608)は前日比7.1%高 の525円、電気通信工事の西部電気工業(1937)が5.9%高の429円、東 亜道路工業(1882)は1.9%高の367円など。熊本県に本社を置く企業で は、電気通信工事のSYSKEN(1933)が20%高の333円、土木用セ メント製品メーカーのヤマックス(5285)は80円(40%)高の281円ス トップ高で終了。

ソニー(6758):3.2%安の2935円。カメラモジュールを生産する 同社熊本工場への地震の影響が不安視された。みずほ証券では、現行製 品は中国広州工場が主だが、今後のハイエンドスマートフォン向け製品 は同工場からの出荷とみられるため、生産・出荷への影響が懸念される と指摘。株価への影響は短期的にネガティブリスクがあるとした。

富士通(6702):6.1%安の393.5円。同社と東芝、VAIOのパソ コン(PC)部門統合交渉は白紙に戻る見通しになったと、15日付の日 本経済新聞朝刊が報じた。ゴールドマン・サックス証券は、市場では3 社が近く合意するとの期待があった可能性もあるとした上で、今回の報 道が事実なら分かりやすい出口が見えなくなったことから、東芝と富士 通にネガティブと捉える向きもあるだろうとの見方を示した。

SCREENホールディングス(7735):2.3%高の931円。ドイツ 証券は14日付で投資判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価 を640円から1100円に引き上げた。スマートフォンをはじめ世界の最終 需要の見通しが業界として警戒していた水準よりも引き上がってきてい るもようで、従来よりも旺盛な半導体機器の受注を想定。業績改善で割 安さが際立つとした。

ドトール・日レスホールディングス(3087):5.6%高の1911 円。2017年2月期の連結営業利益計画は前期比11%増の105億円と、14 日に発表。市場予想の103億円を上回った。実質賃金の減少など厳しい 経営環境を想定しながらも、商品力アップや新規出店強化などで業容拡 大を目指す。

クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387):6.4%高 の1112円。16年2月期の連結営業利益は前の期比62%増の67億4900万円 だった、と14日に発表。和食「かご屋」などを展開するKRフードサー ビスを連結化した効果が出た。17年2月期は前期比13%増の76億円を見 込む。配当は13円を計画、3月1日の株式分割を考慮すると実質増配と なる。

ウエルシアホールディングス(3141):2.3%高の6350円。17年2 月期の連結営業利益計画は前期比16%増の218億円と、14日に発表。新 規出店は141と積極的な出店を予定、年間配当は同8円増の50円を見込 む。いちよし経済研究所は15日付リポートで、既存店売り上げの伸長と 規模拡大、企業買収の収益性改善により過去最高益が続くと予想、フェ アバリュー8200円、投資判断「A(買い)」を継続した。

アデランス(8170):13%安の603円。14日に発表した17年2月期 の連結営業損益は6億5000万円の黒字転換を計画するものの、中期計画 の48億円を下回る。18年2月期の営業利益目標も62億円から18億円に下 方修正した。SMBC日興証券は14日付メモで、中期利益計画の減額や 足元3月の月次国内女性新規ウィッグ売り上げの低迷などがネガティブ な印象、回復に時間を要すると指摘した。

Gunosy(6047):16%高の723円。KDDIグループのSu pership(東京・港区)、アップベイダー(同)と広告領域で業 務提携する、と14日に発表。同時に発表した15年6月-16年2月期の連 結営業利益は3億6100万円と、通期計画の4億600万円に対して89%の 高い進捗(しんちょく)率となっている。

ツガミ(6101):4.4%安の432円。16年3月期の連結営業利益は前 の期比71%減の21億4000万円となったもよう、と15日午前に発表。従来 は30億円を計画していた。中国市場の減速が継続した影響で売上高が下 振れた上、生産調整に伴う原価率の悪化や円高が響いた。

テラスカイ(3915):22%高の2万80円。5月末の株主を対象に1 株を2株に分割する、と14日に発表。同時に発表した16年2月期の連結 業績は、クラウドシステム構築案件の好調な受注や自社製品の導入社数 拡大により営業利益が前の期比62%増の2億6000万円となった。今期は 前期比2.9%増の2億6700万円を見込む。

スリーエフ(7544):6.2%安の376円。17年2月期の連結営業損益 計画は23億5000万円の赤字と、14日に発表。不採算店の閉鎖による営業 総収入の低下を見込み、前期の8億8600万円の赤字から赤字幅が拡大す る。ローソンとの資本業務提携の効果は今期の途中から表れるとしてい る。

ロック・フィールド(2910):7.5%高の3505円。4月末の株主を 対象に1株を2株に分割する、と14日発表。創業者の岩田弘三会長・ CEOが5月1日付で兼任社長に復帰する人事も明らかにした。岩井コ スモ証券の中永雅美アナリストは電話取材で、岩田氏の社長復帰で百貨 店での調理実演販売など同社が進める新しいビジネスモデルの構築がス ピードを増す可能性があり、中長期成長源の確立にプラスと評価した。

古野電気(6814):9.6%安の648円。17年2月期の連結営業利益計 画は前期比35%減の19億円と、14日発表。前提為替レートは1ドル =110円と、為替の影響で業績悪化を見込む。年間配当計画は8円と、 前期の10円から減配の見通し。

エディア(3935):スマートフォン向けゲームアプリ開発を手掛け る同社が15日、東証マザーズ市場に新規上場(IPO)した。公開価格 の1630円に対し、初値は94%高の3165円となった。2017年2月期業績 は、売上高が前期比19%増の15億円、営業利益が33%増の2億1500万円 を見込む。終値は2790円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE