ヘッジファンドのチューダーに1100億円償還要求、人材も流出-関係者

  • 複数の資金運用担当者が退職した後、投資家が資金の償還を求めた
  • 主力のBVIグローバルの1-3月の運用成績はマイナス2.8%

資産家のポール・チューダー・ジョーンズ氏が創業したヘッジファンド運営会社チューダー・インベストメントは、過去3年にわたり運用成績の低迷が続く状況を受けて、顧客から10億ドル(約1100億円)余りの資金償還を求められている。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  関係者によると、勤続数十年のベテランを含む複数の資金運用担当者が退職した後、ここ数週間のうちに投資家が資金の償還を求めており、リチャード・プーマ副最高執行責任者(COO)も会社を辞める計画という。

  投資家による資金の引き揚げは、長い歴史を誇り、ファンド業界で高い評価を受けるチューダー(運用資産額130億ドル)にとって挫折を意味する。投資家の資料によれば、同社の旗艦ファンドでマクロ経済のイベントに注目して投資を行う「BVIグローバル」は昨年が1.4%、2014年は3.5%のプラスのリターンを確保したが、今年1-3月(第1四半期)の運用成績はマイナス2.8%に落ち込んだ。

  チューダーの広報を担当するアバナシー・マクレガー・グループのパトリック・クリフォードは、資金償還要求と資金運用担当者らの退職に関するコメントを控えており、プーマ氏からもコメントは得られていない。

原題:Tudor Investors Ask to Pull More Than $1 Billion From Firm(抜粋)

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