ブラジル株:ボベスパ指数が下落-政府が大統領弾劾の阻止に動く

  • ボベスパ指数は世界の主要株価指数の中で最大の下げ
  • イタウ・ウニバンコ・ホールディングの下落が最も響いた

14日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は下落し、主要株価指数の中で最大の下げとなった。ブラジル政府がルセフ大統領の弾劾を阻止する動きに出たことが嫌気された。

  ブラジル政府は最高裁に対し、議会で進められている大統領弾劾手続きの無効と議会での採決中止を求める申し立てを行った。これを受けてブラジル株は9カ月ぶりの高値から下落。銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングの下落がボベスパ指数の下げに最も響いた。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は6営業日ぶりに反落。イタウは2.9%、ペトロブラスは3.7%それぞれ下落。鉄鉱石生産最大手ヴァーレは6.8%値下がりした。

  ボベスパ指数は前日比1.4%安の52411.02で取引を終了。一時は1%高を付けていた。年初来の上昇率は21%に縮小したものの、依然として2015年5月以降で最も割高な水準に近い。

  ルセフ大統領弾劾の賛否を問う下院本会議の採決は17日に行われる見通し。証券会社ノバ・フトゥーラ(サンパウロ)のチーフエコノミスト、ペドロ・パウロ・シルベイラ氏は「弾劾プロセスに関しては楽観的な見方が多いが、そのプロセスはさほど円滑には進まないため幾分かのボラティリティに備える必要がある」と語った。

原題:Ibovespa Leads Declines Amid Attempt to Block Rousseff’s Ouster(抜粋)

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