元トレーダーがはじく「Brexit」確率は24%-市場織り込み過ぎか

バークレイズの元トレーダーで昨年の英総選挙の結果を正しく予測した政治ブロガーのマット・シン氏によれば、英国が欧州連合(EU)を離脱するいわゆる「Brexit」が国民投票で決まる確率は24%だ。

  同氏は世論調査結果を分析してこの確率をはじき出した。会社によって大きく調査結果が異なるため、世論調査各社それぞれの事情による影響を勘案。世界で今までに実施された他の国民投票での傾向も参考にした。その傾向によれば、投票前最後の数週間は現状維持に傾く。今回の英国の場合ではEU残留だ。

  「雑音の多い世論調査のデータを全て取り込み、そこから濁りを取るということだ」と、シン氏はインタビューで語った。「世論調査の実施会社や方法、時期などを精査することで調査結果を判定する一貫した物差しができる。さらに、現時点から国民投票の当日までに世論がどう変化するかを予想するモデルも備えている」という。

  同氏のモデルが予測するのはBrexitが選択される確率であって、Brexit支持票の割合ではない。同氏の割り出した確率が正しいとすれば、外為市場などは離脱リスクを過剰に織り込んでいることになる。

  賭けサイトのベットフェアの賭け率はシン氏のモデルより高い35%のBrexit確率を示唆。オックスフォード大学とユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの学者が算出した確率も27%と、シン氏よりも高い。

原題:Brexit Chance Seen at 24% by Analyst Who Beat the Polls (1)(抜粋)

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