海外勢ことし初の日本株現物買い越す、実需売り一巡も-4月1週需給

海外投資家が週間ベースでことし初めて日本株現物を買い越した。年初からの大幅な売り越し基調に変化が見えたことは、今後株式需給の好転期待につながり、年初来パフォーマンスが主要国で突出して悪い日本株を見直す動きが広がる可能性もある。

  東証が14日午後に発表した投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場の1、2部等合計)によると、海外勢は4月1週(4-8日)の日本株市場で現物株を差し引き327億円買い越した。買い越しは2015年12月5週以来で、14週ぶり。3月5週まで海外勢は1998年6月に記録した16週連続以来の連続売り越しとなっており、この間の累計売越額は5兆127億円に達していた。

  みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリストは、「年初から続いていた海外長期投資家の日本株売り、実需売りは峠を越えた。今週は現物、先物とも買い越しとみられ、それが日本株の底打ちにもつながっている」と分析。今後も、為替動向次第でヘッジファンドなどの売買は予想されるが、「世界的にリスクオンの流れの中ではこれ以上日本株を実需で売ることはない、ということだろう」と言う。

  一方、大阪取引所が同日公表したデータによると、海外勢は4月1週に先物(ミニ含む日経225、TOPIX)では1672億円を売り越した。

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