川崎船:100隻超の中型ばら積み船、今期中に半減を計画-関係者

川崎汽船は運航する100隻を超える中型ばら積み船を今期(2017年3月期)中に半減させる。事情に詳しい関係者が匿名を条件に明らかにした。世界的な運賃低迷が背景で、純損益が赤字転落したとみられる前期からの業績回復を目指す。

  削減する船のサイズは、パナマックス、スモールパナマックスなどの中型で、船主との契約解除や廃船によって減らすという。これらより大型のケープサイズやオーバーパナマックスといったばら積み船は前期までに整理されている。ばら積み船は鉄鋼石や穀物など、こん包せずに大量にそのまま輸送するのに使われる。床並喜代志IR・広報グループ長は問い合わせに対しコメントを控えた。同氏によると、川崎船は28日に前期の決算と改訂した中期経営計画を発表する予定。

  ばら積み船の運賃市況を示すバルチック海運指数は、需給悪化を背景に昨年8月から今年2月にかけて約8割下落し過去最低水準になるなど海運業界には逆風が吹いている。その後上昇に転じたが、川崎船は1日、16年3月期の純損益が従来予想の50億円の黒字から500億円の赤字に転落したようだと発表した。発表資料でばら積み船市況が「想定以上に低迷」したとしている。関係者によると、今期は黒字に回復する見通し。

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