豪州の3月失業率は5.7%、予想に反して低下-景況感改善を反映

更新日時
  • 雇用者数は前月比2万6100人増加-パートタイム雇用者数が伸びる
  • 失業率は2013年9月以来の低水準

オーストラリアの3月の失業率は予想に反して低下し、2年半ぶりの低水準となった。企業景況感の改善を反映する数字となり、短期的には中央銀行による利下げの公算が小さいことが示唆された。

  • 3月の失業率は5.7%と、前月の5.8%から低下。エコノミスト予想は5.9%
  • 雇用者数は前月比2万6100人増加。エコノミスト予想は1万7000人増
  • フルタイム雇用者は8800人減、パートタイム雇用者は3万4900人増
  • 労働参加率は64.9%で変わらず。エコノミスト予想は65%

  3月の失業率は2013年9月以来の低水準となった。資源ブームが終息する中で、過去最低の政策金利に支えられ建設や観光、教育などの産業が持ち直していることがさらに裏付けられた。ただ企業景況感の見通しはなお弱く、豪州にとって最大の貿易相手国である中国への懸念も残る。
 
  AMPキャピタル・インベスターズの投資戦略責任者シェーン・オリバー氏(シドニー在勤)は「確かに労働市場のトレンドは多くのアナリストの分析より力強く、他の堅調な経済指標ともつじつまが合っている。こうした統計を踏まえると、利下げが迫っているとの見方は全くの見当違いだ」と述べた。

  豪ドルはシドニー時間午後0時5分(日本時間午前11時5分)現在、1豪ドル=0.7632米ドル。 統計発表前は0.7635米ドルで、発表直後には一時0.7665米ドルまで上昇した。

原題:Australian Unemployment Unexpectedly Falls to 5.7% in March (1)(抜粋)

(3、4段落目に市場関係者のコメントなどを追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE