「Brexit」問題が英金融政策に影落とす-政策金利据え置きへ

  • 英中銀が14日に政策金利の0.5%据え置きを発表とエコノミスト予想
  • ポンドのボラティリティが前回のMPCから上昇

「Brexit」(英国の欧州連合=EU=離脱)の賛否を問う国民投票までまだ2カ月余りあるが、この問題がイングランド銀行(英中央銀行)の政策に大きな影を落としている。

  国内総生産(GDP)予測や市場のボラティリティ(変動性)、英中銀が利上げを開始する時期に至るまで、6月23日の国民投票をめぐる不透明感がさまざまな影響を及ぼしつつある。カーニー英中銀総裁や他の金融当局者も、この問題があって先行きをはっきり見通すことができない。政策金利を0.5%に据え置く金融政策委員会 (MPC)の決定が14日に発表される見通し。

  英中銀が最後に金融政策を発表した3月17日以降、エコノミストらは英経済成長をめぐるリスクを強調しており、国際通貨基金(IMF)も今月12日に英経済の2016年の見通しを下方修正し、英国のEU離脱で生じかねない「重大な悪影響」に言及した。

  英国立経済社会研究所(NIESR)は、1-3月(第1四半期)の英経済が約3年ぶりの低い成長率になるとの予測を先週示し、シティグループのエコノミストも、企業の慎重姿勢が強まることで4-6月(第2四半期)に成長がさらに鈍化すると予想している。投資家はポンドの一層」の変動に備えており、ポンドの3カ月物インプライドボラティリティ(IV、予想変動率)は前回のMPC以後に約40%上昇し、6年ぶりの高水準に達した。

  英中銀は7年間にわたり政策金利を過去最低水準に据え置いている。エコノミストは利上げ時期を2017年1-3月期とみているが、投資家は利下げの可能性すら織り込むほど悲観的だ。

原題:Brexit Shadow Curbs Economic Visibility as Bank of England Meets(抜粋)

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