NY市の公務員年金、ヘッジファンド投資の清算検討-1640億円相当

  • DEショーとブレバン・ハワードなどとの契約を解消も
  • NYCERSは資産の約3%をヘッジファンドに投資

ニューヨーク市の公務員年金は、15億ドル(約1640億円)規模のヘッジファンド投資ポートフォリオの清算を検討している。運用成績の不振や高い手数料、リスクの高さが理由。

  事情に詳しい関係者1人によると、DEショーやブレバン・ハワード・アセット・マネジメント、ペリー・キャピタルを含むヘッジファンドへの投資終了に関する投票は14日にも行われる。NY市公務員年金基金(NYCERS)の510億ドルのポートフォリオに占めるヘッジファンド投資の割合は約3%。

  NY市のジェームズ市政監督官は「ヘッジファンドは高リスクと不透明な運用に対して法外な手数料を徴収している」と指摘。「NY市の公務員は懸命に働いて収入を得ており、年金が安全に運用されていることを知る資格がある。われわれは責任を持って投資を行い、受託者責任を全うする必要がある」と述べた。

  2014年9月には米最大の年金基金であるカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)が、コストの高さや複雑さを理由にヘッジファンドへの投資40億ドルを引き揚げると発表しており、NY市も追随する可能性がある。

  NYCERSはNY市公務員が加入する5つの年金基金の一つで、清掃作業員や看護師、図書館員などの年金を管理している。昨年のヘッジファンド投資ポートフォリオのリターンはマイナス1.88%、過去3年間はプラス2.83%だった。市の教員や教育管理職員が加入する年金基金はヘッジファンドに投資していない。

原題:NYC Pension Weighs Liquidating $1.5 Billion Hedge Fund Portfolio(抜粋)

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