ジカ熱ウイルスが小頭症の原因-米疾病対策センターが結論

  • この数カ月間の証拠増加により、出生異常の原因と断定する準備整う
  • ジカ熱は米州33カ国・領土で感染が報告されている-WHO

米疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長は13日、「ジカ熱が小頭症を引き起こすことはもはや疑いない」と宣言した。この数カ月間でそれを裏付ける証拠が増加したことから、科学者らは米州で広がるジカ熱ウイルスが出生異常の原因と断定する準備が整ったという。

  ブラジルでは昨年、小頭症の新生児の急増で蚊を媒体とするジカ熱に対する警戒が強まっていた。フリーデン所長は「蚊に刺されることが悲惨な先天性異常を引き起こす事態はこれまでになかった」と指摘した。

  世界保健機関(WHO)によると、ジカ熱はブラジルで2015年に報告されて以来、米州の33カ国・領土で感染が伝えられている。ジカ熱ウイルスと小頭症など出生異常との関連性はフランス領ポリネシアやブラジル、コロンビア、パナマなどで指摘されていた。

  フリーデン所長は、ジカ熱ウイルスが出生異常の原因であることを「単一の証拠」が証明したわけではないと指摘した上で、感染拡大に伴って積み重ねられた研究が今回のCDCの結論につながったと説明した。この結論は米医療専門誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された。解明が急務な不明点をなお数多く残しており、それらの一部は答えが出るのに数年を要する見込みという。

原題:Zika Virus Does Cause Birth Defects(抜粋)

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