PIMCOの運用資産、1-3月期は14年以降で初の増加

  • リターンは上昇し、投信解約の勢い弱まる
  • 運用資産は1.5兆ドル、ピーク時の約4分の3に

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の運用資産が1-3月(第1四半期)に2014年半ば以降で初めて増加した。投資信託の解約の勢いが弱まった上、リターンが上昇したことが背景にある。

  PIMCOが13日にウェブサイトに掲載した資料によれば、運用資産は1兆5000億ドル(約164兆円)と、昨年末時点の1兆4300億ドルから増加した。四半期ベースでは14年4-6月(第2四半期)以来の増加。資産の増減は純資金流出入や運用成績、為替相場変動を反映する。

  投資家がPIMCOから資金を引き揚げた背景には、共同創業者ビル・グロース氏の14年9月の退社に伴う経営の混乱と米利上げによる債券リターンの悪化懸念、パッシブ運用のファンドへの資金シフトという3つの要因があった。

  PIMCOの運用資産は13年1-3月期に2兆ドル強でピークを打った後、同年5月から減少し始めていた。米金融当局が金融刺激措置を縮小する用意があることを示唆したため金利上昇懸念が広がった上、最高投資責任者(CIO)兼「PIMCOトータル・リターン・ファンド」の運用担当者だったグロース氏の突然の退社で、14年7-9月(第3四半期)と10-12月(第4四半期)に解約が急増していた。
  
原題:Pimco Assets Rose for First Time Since 2014 in First Quarter (1)(抜粋)

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