欧州債:スペイン国債中心に上昇-景気見通しで需要高まる

13日の欧州債市場ではスペインなどの高利回り国債を中心に上昇した。投資家の関心が芳しくない景気に戻ったほか、欧州中央銀行(ECB)の国債購入が支援材料となった。

  フランスなど中核国の長期債発行で下げ基調となっていた国債相場は上昇に転じた。スペイン10年債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は縮小。域内全体の株高で高リスク、低格付けの国債に対する需要が高まり、ポルトガル10年債利回りは6週間ぶりの大きな下げとなった。

  RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏(エディンバラ在勤)は「この日がリスクオンの環境だったのは明らかで、周辺国債が恩恵を受けた」とし、「ECBの買い入れ額拡大見通しも支援要因だった。だが、政治的不透明感が根強いため周辺国の間でも区別する必要がある。個人的に現時点ではポルトガルとスペインに対して明らかに慎重だ」と語った。

  ロンドン時間午後4時46分現在、スペイン10年債利回りは前日比8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.47%。同国債(表面利率1.95%、2026年4月償還)価格は0.735上げ104.50。同年限のイタリア国債利回りも8bp下げて1.30%、ポルトガル国債利回りは20bp低下し3.24%となった。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは3bp下げ0.13%。

  ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では、14日発表の3月のユーロ圏インフレ率はマイナスとなったことをあらためて示すと見込まれている。ECBが緩和政策を継続する根拠を強めそうだ。

原題:Spanish Bonds Lead Euro-Area Gains With Portugal as Auctions End(抜粋)


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