米小売売上高:3月は0.3%減、予想外のマイナス-自動車販売が低迷

3月の米小売売上高は予想に反し前月比で減少した。個人消費が失速しているとの懸念が高まった。

  米商務省の発表によると、3月の小売売上高は前月比0.3%減。ブルームバーグがまとめたエコノミスト81人の予想中央値は0.1%の増加だった。 前月は横ばいだった。

  3月は特に自動車販売がこの1年で最大の落ち込みとなった。このほか衣料品やオンライン販売、飲食店の売り上げも減少した。

  米JPモルガン・チェースの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏は「個人消費はここに来てちょっとした軟調局面に入っている。明確な根拠はない」と述べ、「一年のスタートとしてあまり順調ではないことは確かだ。雇用がこれまでのような好調を続ければ、個人消費も問題ないだろう」と続けた。

  3月は主要13項目のうち9項目で売上高が増加したものの、いずれも小幅な伸びにとどまり自動車や衣料品、飲食店の落ち込みをカバーできなかった。

  自動車・同部品は2.1%減と、2015年2月以来で最大の落ち込み。自動車関連の調査会社ウォーズ・オートモーティブ・グループによれば、3月の自動車販売は業界全体で年率換算1650万台と、約1年ぶりの低水準だった。

  自動車を除くと、3月の小売売上高は0.2%の増加。自動車とガソリンを除く小売売上高は0.1%増と、ブルームバーグがまとめた予想の0.3%増に及ばなかった。

  国内総生産(GDP)の算出に使用される自動車ディーラーやガソリンスタンド、建築資材などを除くコア売上高は0.1%増加した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Retail Sales Unexpectedly Fall as U.S. Consumers Scrimp (1)(抜粋)

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