独VW会長が遡及的な賞与カット受け入れ、労使関係を優先-関係者

  • 労組やニーダーザクセン州は経営陣報酬について適切な水準を要求
  • 28日の決算発表時に取締役会メンバーの報酬を公表

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲ ン(VW)のハンスディーター・ペッチュ会長は前職の最高財務責任者 (CFO)を務めていた時の賞与を遡及的に減らすことに同意した。2015年の経営陣報酬をめぐる議論を収束させるため。事情に詳しい複数の関係者の話で明らかになった。

  協議の非公開を理由に関係者が匿名で語ったところでは、VW監査役会は次回会合で給料を一部削減する提案を協議する方針。また同社は28日の15年通期決算発表時に取締役会メンバーの報酬も公表するという。

  関係者によると、排ガス不正問題による財務面の影響を抑えるための15年分の賞与廃止について、先週の会合で一部幹部から反対意見が出た。労働組合や第2位株主のニーダーザクセン州は報酬を適切な水準にするよう求めていたため、先週以降幹部の賞与をめぐって激論が交わされている。ペッチュ会長はCFO退任に伴う補償金約1000万ユーロ(約12億4000万円)について厳しい批判を浴びていた。

  VWの広報担当者はコメントを控えた。

原題:VW Chairman Said to Accept Retroactive Bonus Cut for Labor Peace(抜粋)

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