ブラジル大統領、副大統領を裏切りと非難-クーデターが進行中と主張

ブラジルのルセフ大統領は、違法な政権転覆を画策しているとして副大統領を非難した。弾劾の是非を問う議会採決を数日後に控えて、国内の政治的緊張の高まりが鮮明となった。

  ルセフ大統領は12日の演説で直接的な名指しは避けながらも、テメル副大統領が「私と民主主義への裏切り」という罪を犯していると主張した。ルセフ大統領の弾劾成立を前提として、テメル副大統領が自らの政権のアウトラインについて話す録音の流出が、11日のメディア報道で明らかになった。

  ルセフ大統領はテメル副大統領について、「陰謀を画策する首謀者の一人がこの国の大統領であるかのように発言する声明が流布されている。クーデターが進行中という私の主張にもはや疑問の余地はない」と語った。

  テメル副大統領の発言内容がリークされた数時間後、ブラジル下院の特別委員会は賛成38、反対27で弾劾勧告を可決。さらに同国紙フォリャ・ジ・サンパウロは、テメル副大統領が党首を務めるブラジル民主運動党(PMDB)に追随し、ルセフ政権で連立を組む進歩党(PP)も連立を離脱する計画だと報じた。下院本会議での弾劾可決に向けた投票は今週末に始まり、賛成多数なら上院に審議の舞台が移る。

原題:Rousseff Accuses Brazil’s Vice President of Coup and Treason (2)(抜粋)

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