米シティ、プロスパーのオンライン融資の証券化を停止-関係者

  • 3月の募集時に債券投資家は高めの利回りを要求
  • シティはP2P金融企業と最初に提携した米主要銀行の一角

米銀シティグループは、オンラインで個人融資を仲介する「ピアツーピア(P2P)」サービスを提供するプロスパー・マーケットプレイスからローン債権を購入するのをやめる。事情に詳しい関係者の話で明らかになったもので、消費者向けローン債権を裏付けとしたこうした証券化商品の市場は拡大しているが、同行は提携を解消する。

  シティが提携解消を決めた背景には、同行が3月下旬に募集した証券化商品で投資家が高い利回りを要求したことがある。調査会社ピアIQの当時のリポートによると、スプレッドの加重平均は約500べーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、前回募集時の昨年12月に比べほぼ2倍に上昇した。

  シティはプロスパーをはじめとするP2P金融企業と最初に提携した米主要銀行の一角。提携によりシティはプロスパーのローン債権を証券化できるようになった。

  プロスパーはシティに代わる提携先候補としてゴールドマン・サックス・グループなどと交渉を進めていると、米紙ウォールストリート・ジャーナルが12日、事情に詳しい複数の関係者の話として報じた。プロスパーの広報担当サラ・ケイン氏とシティのロブ・ユラビッツ氏はコメントを控えた。証券化中止についてはロイター通信が12日、先に報じた。

  先月の募集時に利回りが急上昇したことは、新しいクラスの証券を投資家が懸念している証だ。無担保の個人向けローンは、担保が付いておらず支払い不能の場合の保険もないため他の家計債務に比べ損失は大きくなると考えられる。

原題:Citigroup Said to Stop Securitizing Prosper’s Online Loans (2)(抜粋)

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