NY連銀がGDP予測の公表開始、アトランタ連銀の予想より楽観的

  • NY連銀のモデルでは1-3月期GDPは1.1%増
  • アトランタ連銀のGDPナウでは1-3月期は0.1%増

ニューヨーク連銀は12日、独自の米国内総生産(GDP)予測を週間ベースで公表すると発表した。多様な経済指標のGDPへの影響をタイムリーに考慮していくことが狙い。アトランタ連銀も成長率予測ツールの「GDPナウ」を公表し人気を集めている。

  NY連銀のモデル「ナウキャスト」では、4月8日時点で1-3月(第1四半期)GDPを前期比年率1.1%増と予測した。2015年10-12月(第4四半期)GDP確定値は1.4%増だった。

  アトランタ連銀のGDPナウでは8日時点で1-3月期GDPを0.1%増と推計しており、NY連銀の方が楽観的な数値。GDPナウは主要指標の発表後数時間以内の推計更新を目指しており、1週間に数回更新することもある。

  NY連銀の発表資料によると、4-6月(第2四半期)GDPは1.9%増となる見込み。

  両連銀のモデルでは経済指標の予想と実績が組み込まれ、考慮する指標の重要性に基づいてGDP予測が算出される。いずれも調査ツールとしての位置付けで、それぞれの連銀や連銀総裁の公式な予測ではない。

  NY連銀は発表資料で、同モデルについて「データ次第の金融政策をとる今の時代には特に、政策当局者の道具箱の基本的ツールになる」と説明した。ただ、NY連銀とアトランタ連銀の最新予測の差異は、次の米金融政策行動をめぐる推測を一段と難しくするだけの可能性もある。

原題:New York Fed Has Rosier GDP Than Atlanta in Battle of Forecasts(抜粋)

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